春はいろんな植物が次々に見ごろを迎えて、長くお花見を楽しめるのが魅力ですよね。
桜の見頃が終わる頃に見ごろを迎えるつつじもそのひとつ。花びらが大きく色鮮やかなのがとってもかわいらしいですよね。
東京にはたくさんのつつじの名所がありますが、今回はその中でも定番のスポットを5つ紹介したいと思います。
1.根津神社
・見頃:4月中旬~下旬
・住所:東京都文京区根津1-28-9
・アクセス:
<電車の場合>
営団地下鉄根津駅から徒歩5分
営団地下鉄千駄木駅から徒歩5分
営団地下鉄東大前駅から徒歩5分
根津神社は、東京で最も有名なつつじの名所として知られています。
起伏のある苑内2000坪には100種3000株のつつじが咲き誇ります。見頃は例年4月中旬から下旬ですが、開花時期の違う100種のつつじが早咲きから遅咲きへと咲き続けるので、長い期間楽しめるのが魅力。
100種のつつじの中には豆つぶほどの小さい花のフジツツジや風車のような花びらのハナグルマ、黒ツツジと呼ばれるカラフネなどの珍しいつつじを見ることができるんですよ。
見頃の時期には「文京つつじまつり」が行われ、植木市や骨董市、露店なども出店するほか、フラダンスなどの奉納演芸も楽しむことができます。
2.塩船観音寺
塩船観音寺の、ツツジ! pic.twitter.com/6m7EnuWkXc
— 感動 (@hayato00081) 2018年3月3日
・見頃:4月下旬~5月上旬
・住所:東京都青梅市塩船194
・アクセス:
<車の場合>
圏央道・青梅インターから約10分
<電車の場合>
JR青梅線河辺駅から西東京バス・都バスで「塩船観音入口」下車・徒歩10分
JR青梅線河辺駅徒歩約35分
塩船観音寺は真言宗醍醐派の別格本山で、「花と歴史の寺」と呼ばれているスポット。園内には三つ葉つつじや山つつじ、みやまきりしまなど、約17000本のつつじが植えられています。
園内はすり鉢状のなだらかな斜面になっていて、境内を囲むようにつつじが咲いているので、360度どこを見てもつつじが楽しめるのが魅力。赤、白、紫、ピンク、橙色など色鮮やかなつつじが咲く景色はまるで花のじゅうたんのよう。
毎年4月8日から5月上旬までは「塩船観音つつじまつり」が行われ、たくさんの花見客で賑わいます。毎年5月3日の例大祭には「柴燈護摩火生三昧火渡荒行厳修」で山伏たちの火渡りが行われ、つつじ祭りのクライマックスとして盛り上がります。文化財とつつじの景色をぜひ楽しんでくださいね。
3.六義園
・見頃:4月中旬~5月上旬
・住所:東京都文京区本駒込6丁目
・アクセス:
<電車の場合>
JR山手線・東京メトロ南北線駒込駅から徒歩7分
都営地下鉄三田線千石駅から徒歩10分
六義園は、特別名勝にも指定されている芸術的な庭園が魅力のスポット。
元禄時代に駒込染井を中心にツツジの園芸ブームが江戸中で起こり、流行の中心地だった六義園には古品種のツツジが数多く植えられ、現在まで残っているんですよ。
園内には約30種類1000株のツツジが植えられていて、白や赤、薄紅、紫の花で埋め尽くされている景色は見ごたえたっぷり。見ごろを迎える4月中旬から5月上旬には「春の六義園~大名庭園でつつじを楽しむ~」が行われ、期間中は江戸園芸ツツジの解説パネルの展示やツツジの特別ガイドなど、ツツジに関する催しを楽しむことができます。
園内に置かれている「六義園つつじMAP」を見れば、どの場所にどの品種のツツジが植えられているかわかりやすいので要チェック!藤代峠という小高く築かれた斜面に咲くツツジは六義園で1番の見どころ。
4.皇居東御苑
・見頃:4月上旬~5月上旬
・住所:東京都千代田区千代田1
・アクセス:
<電車の場合>
大手町駅から徒歩5分
東京駅から徒歩13分
皇居東御苑は、旧江戸城の本丸・二の丸・三の丸の一部を宮殿の造営にあわせて庭園として整備されたスポット。現在の千代田区のほぼ全域にわたる日本最大級の城郭跡なんですよ。
江戸城の主である徳川幕府の歴代将軍たちはとても花好きで、第2代将軍・徳川秀忠はツバキ愛好家、第3代将軍・家光は二の丸に約1万坪もの広さの花畑を作ったといわれ、第4代将軍・家綱は桜とツツジ・サツキを植えさせたといわれています。
園内にはトウゴクミツバツツジ、ドウダンツツジ、ヒカゲツツジ、ヤマツツジ、クルメツツジなどが約35000株植えられていて、色とりどりのツツジが咲き誇る景色は圧巻。
諏訪の茶屋前の庭園には見事なツツジがあり、観光客の記念撮影スポットとなっています。
5.神代植物公園
【東京バラめぐり】
朝は、神代植物公園へ。
東京西部の公園です。
つつじも残っており、
森っぽい場所もあります。 pic.twitter.com/SQhZCClcGS— rurou (@sasuraist) 2017年5月27日
・見頃:4月上旬~5月中旬
・住所:調布市深大寺元町2・5丁目、深大寺北町1・2丁目、深大寺南町4・5丁目
・アクセス:
<電車・バスの場合>
京王線・調布駅から小田急バス吉祥寺駅または三鷹駅行き「神代植物公園前」下車
京王バス深大寺行き「神代植物公園」下車
JR中央線から三鷹駅または吉祥寺駅から小田急バス調布駅北口または深大寺行き「神代植物公園前」下車
つつじヶ丘駅から京王バス深大寺行き「神代植物公園」下車
<車の場合>
調布インターから約5分
神代植物公園は武蔵野の面影が残る園内で、約4800種類10万本の四季折々の植物を楽しめるスポット。園内はバラ園、ツツジ園、ウメ園、山野草園をはじめ、植物の種類ごとに30のブロックに分かれていて、植物を眺めるとともに知識を深めることができるような造りになっています。
ツツジの見頃は4月上旬~5月中旬。園内にはクルメツツジやヒラドツツジ、サツキツツジ、リュウキュウツツジなど280品種約12000本のツツジが植えられています。
ほとんどのツツジは密生しているので、色とりどりのツツジが折り重なって咲いている様子がまるでツツジのじゅうたんのよう。特に赤、白、ピンクのクルメツツジが密生している場所は、芝桜のような景色を楽しむことができるので、撮影スポットにおすすめ。
さいごに
東京のつつじの名所2018を紹介しました。
定番スポットなだけあって、5つとも美しいつつじの景色が楽しめるスポットでしたね。淡い桜の後には、色とりどりのつつじを見に出かけてみませんか?
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