かわいい我が子の成長は、一瞬一瞬が大切で愛おしいものですよね。
しかしその一方で、子育て初心者のママやパパにとって、赤ちゃんの成長に不安や心配、分からないこともあるのも当たり前のこと。
赤ちゃんの成長過程の段階の一つである「ハイハイ」についても悩んでいるママやパパも少なくありません。
赤ちゃんはハイハイをするもの!と思っていたのに、うちの子はなかなかハイハイをしない…とあなたも不安になってはいませんか?
そこで、赤ちゃんがハイハイをし始める時期、そして親としてサポートしてあげられるポイントを紹介したいと思います!
目次
ハイハイの役割とは?
赤ちゃんにとってハイハイとはただの移動手段ではありません。両手両足だけなく、頭を支えるため肩や首など、全身の筋肉を使うので、筋力やバランス感覚、距離感のつかみ方を養う練習にもなるのです。
またハイハイが出来ることによって、触りたい、動きたい、などといった欲求を満たすことができ、満足感を感じられることもできます。実際にハイハイをして自分の力で動き、物に触ることで、より多くの刺激が得られ、脳や精神の発達にも効果があると言われています。
しかし、家具や部屋の散らかりで、ハイハイするスペースがなかったり、早い段階で歩行器に慣れてしまったり、泣くとすぐにだっこやおんぶを繰り返したりと過保護になり赤ちゃんがハイハイをするチャンスを減らしてしまったり…などが原因でハイハイができない赤ちゃんも増えています。
ハイハイをしないからとしないからといって成長に大きな影響がでることはありませんが、赤ちゃんにとって、たくさんのメリットがあるハイハイ。安全に楽しくハイハイできるように工夫してあげることが大切なんですね!
ハイハイをしはじめる過程と時期
赤ちゃんがハイハイを始める時期の目安は生後8か月頃。もちろん個人差があるので、その時期は早かったり遅かったりします。生後10か月を過ぎてもハイハイが出来なくても大丈夫。他の子と比べたて心配しすぎることはありません。無理にハイハイをさせるのではなく、自然にハイハイができるまで見守ってあげましょう。
ハイハイができるようになるまでの一般的な段階がこちらです。
寝返り→ずりばい(後這い)→お座り→ハイハイ(高這い)
お座りができるようになるとバランス感覚が養われ、目線が高くなることで見えるものも増え、「触りたい、動きたい!」とハイハイをするようになります。
また赤ちゃんの顔が一人一人違うように、ハイハイのスタイルも様々。お尻をすって移動したり、両膝ではなく両足を床につけて這ったり(高這い)…などなど、少し変わった動き方も、ハイハイができている証拠です。心配したり無理に直そうとするのではなく、動ける喜びを知った赤ちゃんと楽しい時間共有してあげましょう!
ハイハイのための練習方法と環境作り
①筋力トレーニング
筋力トレーニングといっても手足を動かすお遊び程度のもの。仰向けに寝かせた赤ちゃんの両腕両足を伸ばす→曲げると動かしてあげたり、パンチやキックができるように遊んであげるだけでも十分に筋力を養う運動になります。
②お手本を見せる
ずりばいやお座りが出来るようになったら、赤ちゃんと同じ高さの目線で、実際ハイハイを見せてあげましょう。赤ちゃんは一緒に動くことでハイハイに興味を持ち、遊んでいる感覚でハイハイをマネするようになります。
③「動きたい」気持ちを刺激
お気に入りのおもちゃやぬいぐるみを手の届かないところに置くなどして赤ちゃんの欲求心を刺激しましょう。ママが恋しくて泣いている場合、すぐに抱っこするのではなく、赤ちゃんの前で「おいでおいで」と呼んであげましょう。自ら動いたらママのところに行ける!と教えてあげることはハイハイの良い練習になります。
④安全な部屋作り
ケガ予防のためにも、赤ちゃんがおもいっきりハイハイしたいと感じさせるためにも、大切なのは安全な環境づくりです。ハイハイ時期にはソファーやテーブルは部屋の隅に移動させるなどしてまずは十分なスペー
スを確保してあげましょう。
コーナーガード、ドアロック、ベビーゲート、コンセントキャップ…など、部屋の安全対策グッズを使い、赤ちゃんもママも安心できる環境を整えることが大事です。
部屋、特に床をこまめに掃除し、赤ちゃんが誤飲などしないように注意しましょう。また滑りやすい床にはマットをひくなどしてあげましょう。
さいごに
- ハイハイは心身の成長を助ける!
- ハイハイにも個人差はあり!焦らず見守ることも大切!
- 安全に楽しくがポイント!赤ちゃんの気持ちになって一緒に成長!
赤ちゃんにはそれぞれの成長のペースがあります。ハイハイをしないからとって神経質になる必要はありません。部屋の安全対策や一緒に遊ぶなど、親としてできることはシンプルなこと。赤ちゃんが自らハイハイできるまでの過程を見守ってあげることも子育ての一部なんですね。
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