桜とバトンタッチするように見ごろを迎えるのが、色とりどりのつつじ。
神奈川県にはつつじの名所がたくさんあるので、どこへ行こうか迷ってしまいますよね。今回は、たくさんあるつつじの名所の中から定番のスポットを5つご紹介していきます。
1.等覚院
・見頃の時期:4月中旬~5月上旬
・住所:神奈川県川崎市宮前区神木本町1-8-1
・アクセス:
<電車・バスの場合>
JR・東急線溝口駅から市営バスで神木本町下車後徒歩10分
JR・小田急線登戸駅から市営バスで神木不動下車後徒歩5分
等覚院は、別称「つつじ寺」と呼ばれて親しまれているスポット。寺号を長徳寺という天台宗の寺院で、縁起などの沿革についてはほとんどわかっていないという謎の多いお寺なんですよ。
園内には約2000株のつつじが植えられていて、4月中旬には女坂周辺のヤマツツジ・霧島・琉球・平戸、4月下旬には境内正面のキリシマツツジ、5月初旬には参堂沿いのオオムラサキツツジが順々に咲いていきます。
石段脇の斜面を利用して植え込まれたツツジは、下から上までびっしりと密生していて見ごたえたっぷり。見ごろの時期には毎年、本堂前で説法を行います。
駐車場が10台と少なく、周辺の道路も狭いので、車での来院は控えましょう。
2.湘南国際村
湘南国際村のつつじです。
国際村から断念富士山が見えませんでしたが。
満開のつつじに満足‼️ pic.twitter.com/kUDvtfdPtA— せつ (@toranoko429) 2017年5月7日
・見頃の時期:4月下旬~5月上旬
・住所:神奈川県三浦郡葉山町上山口1560-39
・アクセス:
京急汐入駅からバス「湘南国際村センター前行」終点下車後徒歩約20分
JR逗子駅・京急新逗子駅(南口)からバス「湘南国際村センター前行」終点下車
湘南国際村は、「歴史と文化の香り高い21世紀の緑陰滞在型の国際交流拠点」として開村されたスポット。広大な敷地のいたるところに10万株のつつじが植えられていて、斜面に広がる色鮮やかで美しいつつじの景色は、「かながわ花の名所100選」にも選ばれたほど。
毎年ゴールデンウィークに開催されるフェスティバルは、今年は5月3日(木・祝)~5月5日(土・祝)に開催予定。フェスティバル期間中は講演会やお笑いライブ、ワークショップ、物産販売、展示などイベント盛りだくさん。子どもから大人まで楽しむことができますよ。
この時期になると一斉に満開を迎えるので、つつじ観賞にぴったり。ツツジの他にも湘南海岸や富士山、伊豆大島などの眺望も見どころ。
3.小田急山のホテル
・見頃の時期:5月上旬~5月中旬
・住所:神奈川県足柄下郡箱根町元箱根80
・アクセス:
<電車・バスの場合>
小田原駅から箱根登山バスで約35分―元箱根港から無料送迎バスで約5分
または小田原駅からタクシーで約35分
<車の場合>
芦ノ湖大観ICから約10分
小田急山のホテルには、丘陵の特性を巧みに生かして造られた庭園があります。庭園に植えられている四季折々の花や木は、富士山や芦ノ湖の景色に溶け込むように造られているんですよ。
5月には岩崎男爵別邸時代から植えられている色とりどりのツツジが一面に咲き誇り、庭園を埋め尽くします。庭園のツツジのほとんどは男爵が集めたもので、樹齢100年以上のものや人の身長よりも大きいものなど、貴重な品種も見ることができます。
約30種3000株のつつじが地形の起伏を利用して植えられている景色はまるで絵画のよう。見ごろの時期に開催される「つつじ・しゃくなげフェア」期間中には俳句募集をはじめ、フォトコンテストや苗木販売なども行われます。
4.県立あいかわ公園
・見頃の時期:4月下旬~5月下旬
・住所:神奈川県愛甲郡愛川町半原5423
・アクセス:
<電車・バスの場合>
小田急本厚木駅から神奈川中央交通バス「センター経由半原」行き「「相川大橋」下車後徒歩20分
<車の場合>
圏央道相模原ICから約30分
東名高速厚木ICから約40分
日本最大級の重力式コンクリートダム「宮ヶ瀬ダム」の真下に広がる県立あいかわ公園には、ミツバツツジ、ヤマツツジ、ゴヨウツツジなど約40種、4万4千本ものつつじが植えられています。
園内には「花の斜面」をはじめ、清浄な空気を肌で感じる「風の丘」や子供達の遊び場「冒険の森」、ピクニックなどで楽しく過ごせる「ふれあい広場」が整備されていて、各所で色や種類ごとに植えられた色鮮やかなツツジを楽しむことができます。
毎年恒例のつつじまつりは2018年4月29日に開催。ステージイベントや組みひもづくりや藍染め・手すき和紙などの体験教室、地元生産品の販売などイベント盛りだくさん。
ゆっくり歩いて散策するのはもちろん、ロードトレインに乗ってのんびり景色を楽しむのもおすすめ。
5.安養院
こんばんは、お疲れ様です。
穏やかに過ごせたことに感謝します。
写真は、【鎌倉・安養院の(つつじ)】毎年、GW前後に見頃になります。開花時期は確認してお出かけください。→ pic.twitter.com/LgpCBDeoxJ— イルカ (@shonan_iruka) 2013年4月25日
・見頃の時期:4月下旬~5月上旬
・住所:神奈川県鎌倉市大町 3-1-22
・アクセス:JR鎌倉駅から徒歩12分
安養院は、鎌倉でいちばんのツツジの名所として知られているスポット。安養院のご本尊は北条政子と源頼朝の縁を結んだといわれる千手観音さまで、「良縁観音」とも呼ばれています。本堂に参拝すると、阿弥陀如来の後ろに観音さまの御姿を拝見できますよ。
境内に咲くツツジはすべてオオムラサキツツジ。オオムラサキツツジは、品種が多いつつじの中でも特に大きな花をつけることで知られていて、つつじといえばこのつつじを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
安養院で最も見ごたえがあるのが門前に咲くつつじ。「おばけツツジ」の通称がぴったりなほど圧倒的なボリューム感で、今にも飲み込まれそうな印象。国の重要文化財に指定されている宝篋印塔がつつじに包まれる様子も必見ですよ。
さいごに
神奈川のつつじの名所2018を紹介しました。
公園やお寺など、つつじを楽しめるスポットがたくさんありましたね。神奈川県のつつじの名所は観光にも便利な場所にあるので、観光がてら出かけてみてはいかがでしょうか。
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